韓国旅行は予想外の展開で幕を開けた。最初に訪れた「チョノ駅」近くのちょんの間が、ほぼ壊滅状態になっていたのだ。女の子を実際に見ながら好きな子を指名出来るというシステム。そのうえ日本円で7千円から1万円程度とコスパも抜群だったのに……。あの様子ではあと1年、いや半年も持たずに現在残っている数店も閉店してしまうことだろう。あぁ、無常……。

　でもまあ、旅は始まったばかり。韓国にはまだまだ素晴らしい風俗がたくさんあるのだ。ってことで、気を取り直して韓国2日目。12月31日、大晦日だ。

　ちょうど昼くらいにホテルを出発して、まずは腹ごしらえ。明洞（ミョンドン）までタクシーをぶっ飛ばして25分。「ハムチョ・カンジャンケジャン」に向かった。

　このお店は韓国料理の中でも人気の高い、カンジャンケジャン専門店。カンジャンケジャンとはワタリガニの醤油漬けのこと。甘みのある醤油に生のワタリガニを漬けた料理で、そのまま身を吸いだして食べる。ご飯をカニ味噌と絡めて食べるのも最高だ。

　このお店はかなりの人気店で、地元客はもちろんのこと日本人観光客も多く訪れるという。入り口には、「藤原〇香もおすすめ！」という文字が掲げられていた。さすが。出された水は、水素水だろうか……？

　たっぷりとカニ料理を堪能した後は、メインデッシュの風俗遊び。今日の目的は按摩（あんま）である。

　按摩という文字を見て、マッサージ的なものを想像するかもしれないが、韓国ではエッチが出来るオイルマッサージ店のことで、スタンダードな風俗だ。

　明洞からタクシーに乗り、まずは15分ほど走ったところにある、宣陵（ソンルン）駅に向かう。

　ここから徒歩で5分くらいのところに、目指す按摩店はある。下調べした道順を歩くと、店名が表示された電飾掲示板が見えてきた。



　雰囲気は少しさびれたラブホテルといった感じ。外から見ると、営業中なのかどうか分からないくらいだ。ちょっと不安を覚えながら入り口のドアを開けると、耳にイヤーマイクをつけた若い兄ちゃんが「いらっしゃいませ～。どぞ～」と、日本語で出迎えてくれた。

　入り口は狭く、右側に下駄箱がある。スリッパに履き替えて進むと、カウンターがあり女将（おかみ）のような年配の女性が座っていた。周りには出迎えてくれた若い兄ちゃんの他にも、同じようにイヤーマイクをつけた兄ちゃんが4人ほど。スタッフ多いな……。

　女将は、驚くほど日本語が堪能だった。すぐに遊べる？という質問に、「30分から40分くらいで2人とも大丈夫よ～」とのこと。さらに、今日は日本人いっぱい遊びに来てる」と付け加えてニッコリ。反応に困るが、それくらいの待ち時間なら、ってことで受付。料金システムの説明を受けた。

　このお店、というか韓国の按摩店はだいたい大きくわけて2つのコースがある。ノーマルコースとクラブコースだ。

　ノーマルコースは、1名の女の子と遊ぶ通常のコース。発射回数によって料金が変わってくる。 　対してクラブコースというのは、鏡張りされた仕切りのないフロアに通され、１名の女の子と遊ぶ前に複数の女の子と10分程度楽しめるというもの。さらに他のお客さんもいて同じようにプレイしているので、それを見て楽しむこともできる。いわばハプニングバー的な感じ。最終的には1名の女の子とフィニッシュする。

　驚いたことに、このノーマルコースとクラブコースの料金は変わらないのだ。だったら当然クラブだよね？と思っていたら友人はノーマルコースという。どこでウブなとこ出してるんと突っ込みつつ、オイラはクラブコースを選択。お金を払った。日本円で60分コース2万5千円くらいだ。ちなみにクレジットカード、日本円での支払いは出来ないので注意。

　それにしても日本語が通じるのはありがたい。フランクな接客で、かなり好印象だった。

　「じゃあこっちです～」と案内されたのは、銭湯のような施設。韓国の按摩店はこのように、お客さんはみな同じところでシャワーを浴びるのだ。渡された鍵に書いてある番号のロッカーを開け、全裸になってタオルで前を隠す。するとスタッフから、「オープン♪　コリアンスタイル」とタオルを取るように言われた。郷に入っては郷に従え。バサッと大和魂を見せておいた。

　シャワーを浴びる。水圧も強くて気持ちいい。綺麗に体を洗い用意されている衣服に着替えた。健康ランドにあるような薄い生地のガウンだ。それを着て待合室のようなところのソファーに座っていると、友人とオイラ、ふたりともスタッフに呼ばれた。

　階段を上ってある一室に案内された。畳の部屋で布団が2組引いてある。どうやらここが待機所らしい。ゆったりとくつろぎながら待てるわけだ。ちなみに後で聞いたのだが、プレイ終了後もこの待機所を利用することができるそうだ。夜遅い時間なら朝までここで寝ることもＯＫだという。素晴らしいサービスだ。

　15分くらいたっただろうか。ドアがノックされ、愛嬌満点の女性スタッフからオイラに部屋を出るように声がかかる。年齢は30代後半くらいのちょいぽちゃ系。友人に「じゃあお先」と告げ、彼女の後についていった。エレベーターの前まで誘導されてしばし待つ。するとそのちょいぽちゃスタッフがニッコリ笑いながら「頑張って」とオイラのチンコをチョインとなで上げた。

　ちょうどそのタイミングでエレベーターのドアが開く。中で待っていたのは、黒髪のスレンダーな情熱的アジアンビューティー！　しかも黒の下着姿でＴバック！　手を取られエレベーター内に誘導される。ドアが閉まると同時にガウンの前を開けられいきなりのフェラ！　刺激的！　艶めかしい表情でオイラを見つめながら、ねっとりと舐めまくる。

　チンとエレベーターが到着する音。また手を取られエレベーターを降りる。そして案内されたフロア（30畳くらいの広さ）には女性陣が3名いた。柱にもたれるような体勢にされると、待ち構えていた3名がオイラの右乳首、左乳首、チンコをナメナメ！　右乳首を舐めているのは金髪ショートの可愛らしい子。左乳首はグラマラスな黒髪ロングの女性。フェラは……。うん、急展開すぎて正直あまり覚えていない。でも印象としては全員間違いなく良かった。そして最初に会った女性は、オイラの目の前で下着をすべて脱いで、ディープキッス。あのう、いきなりクライマックスすぎやしませんか？

　すっと3人の女性たちが離れると、1人残った最初の女性。名前はＫちゃん。ゴムを取り出しオイラに装着する。え？　もう？ 　その場に寝そべるＫちゃん。エロい表情で手招きしてくる。言われるがままに、突撃しましょう！　顔をあげると、その他3人の女性から見られていた。興奮しちゃう！

　だいたい1分くらいだろうか。オイラはもう発射する気マンマンで腰を振っていたわけだが、急に止まれの合図。止まると彼女はすくっと立ち上がり、ここに座ってとソファーを指さしてきた。

　「ドリンク？」と言われたのでうなずくと、コップにお茶を持って来てくれた。フロアにはオイラとＫちゃんのみ。どうやら他のお客さんは現在いないらしい。これじゃあちょっとクラブコースの楽しみがちょっと減ってしまうが、まあ仕方ない。

　お茶を飲み終わると、Ｋちゃんに手を取られ隣の部屋へ。ベッドが４つほど等間隔に並べられており、薄いレースのカーテンのみで仕切られている。スッケスケやんけ！　簡易的なシャワー室も併設されており、ここでＫちゃんにカラダを洗われる。チンコ、肛門は特に念入りにされた。

　シャワー室を出て、ベッドにうつ伏せで寝るように言われる。オイルをカラダにたっぷりと垂らされてヌルヌル状態に。そのカラダの上を滑るようにＫちゃんのサービスが始まった。ツンと上を向いていた柔らかなオッパイの感触。Ｄくらいだろうか。乳首が背中をツーと撫でていく。そのままケツの割れ目にも。マジで気持ちいい。仰向けの態勢に変わると、ディープキスしながら上下にヌルヌル。テクニックが凄まじく、スマタでイキそうになってしまう。

　ちょうどその時、隣のフロアにお客さんの気配がした。入れ違いだったかーと思いながら、いよいよＫちゃんとのプレイも佳境を迎えた。ゴムを装着し、正常位でガッチン！　色っぽい表情で喘ぐＫちゃん。「おぉぅ！　あぁ！」とか言ってて情熱的。そのとき、後ろに人の気配。さっき入ってきた客が備え付けの簡易シャワールームへと入っていった。めっちゃ見られた。

　バックの態勢になり、腰を振りまくる。Ｋちゃんはオシリがプリッとしていてめちゃくちゃ良い。ガシッと両手でモミモミしながら突きまくった。興奮も最高潮を迎え、ガマンも限界。そのままの勢いで中にフィニッシュ！　最高の発射を迎えることができたのだった。

　シャワー室は使われていたので、少しだけベッドで待った。ガチャッと出てきたのは中国人系のおっさん。角刈りでたくましいカラダ。胸元にタトゥーあるし、金の首輪してるし。付いている女の子は、オイラの右乳首を舐めていた金髪の子だった。

　シャワー室に入り、カラダを流してもらう。すぐ近くで中国人のおっさんと金髪ＧＡＬがエッチしているのだ。めっちゃくちゃ見たい。すぐ出ればちょうどいいシーンが見れそうだ。急いでＫちゃん。 　

　シャワー室を出ると、ベッドに金髪ＧＡＬと一緒に横たわっているではないか。チンコはフニャッて右に倒れている。予想以上に中国人のおっさんは早かった……。

　最初のフロアに行き、ソファーに座る。そしてまたお茶を出してもらった。満足感に包まれながら、つたない英語でＫちゃんと最後のときを楽しんだ。ちょうど向かい側あたりに中国人のおっさんも座っている。距離は10メートルくらい。金髪ＧＡＬが「日本人だよ」的に紹介しているのが聞こえた。

　すると中国人のオッサンが右手の親指を立てながら、ニヤッと笑顔を向けて来た。同じように親指を立て笑顔を返す。そこに言葉はいらなかった。日中友好。

　時間が来たようだ。Ｋちゃんに案内され、エレベーターへ。ドアが閉まる前にキスでご挨拶。最後の最後まで素晴らしいサービスだった。

　ロッカーに向かうと、友人もちょうど着替えていたところだった。お互い顔を見合った瞬間、満足したんだなと分かったことだろう。自然と笑顔になる。受付に行き鍵を返すと、女将から「どうだった？」と聞かれたので「最高」と答えた。

　'19年最後の締めくくりとして、文句なし。あと6時間ほどで新しい年を迎える。気温0度を下回るほど寒かったこの日のソウルだが、身も心もポカポカだった。