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保育所不足に悩まされている福岡市
風俗で働くシングルマザーはどうしてる?
住みやすい街ランキングでも上位に顔を出す福岡市だが、増え続ける人口と比例して保育所不足という問題も浮上してきている。このような状況の中、風俗で働いているシングルマザーはこの問題をどうクリアしているのだろうか。
今回話を聞かせてくれた某ソープランド勤務のMちゃんと4歳児の可愛い女の子。「休みの日は一緒にいろいろお出かけしてます♪」と、仲のいい親子でした。
シングルマザーが利用しやすい託児所が
24時間営業で歓楽街の近くに多数あり!
 先月総務省が発表したところによると、国勢調査が始まった大正9年以来初めて日本の総人口が減少したという。少子化が叫ばれている昨今、このままいけば2050年には1億人を割り込むと言われているが、それが現実味を帯びてきたなと感じた次第。また、子供が保育園に落ちて働きに出れず、“日本死ね!!!”とブログに書いたとある女性も今年話題に。少子化を食い止めるには世の女性たちに子供を産んでもらわないといけないが、保育園に預けることが出来ないなどの問題が発生していては、安心して子作りなんて出来やしないだろう。

 このような話に触れると、多くのシングルマザーが働いている風俗業界は大丈夫なんだろうかと考えてしまう。なぜなら福岡市は政令指定都市の中でも公立保育所の割合が低く(政令市平均38%、福岡市4%)、保育士の数もかなり少ないというデータがあるからだ。そこで実際に風俗やキャバクラで働いているシングルマザーに取材し、現状を聞いてみた。

自由出勤制や託児所の利用等で
働きやすい環境の風俗業界!!
 最初に結論から述べると、そこまで困っているという話は意外にも聞こえてはこなかったのだ。中洲の某ソープランドで働くMちゃん(26)は、風俗歴2年のシングルマザー。彼女によると、「お店の近くに24時間受付している託児所があるから、そこを利用してます」という。詳しく聞いてみると、徒歩10分圏内にその託児所はあり、1時間600円で子供を預けることが出来るそうだ。子供の年齢によって料金は上下するが、2歳であるMちゃんの子供はこの料金になり、1食300円で給食、200円でおやつも出てくるという。さらに続けて、「利用するときは10時間くらい預けているから、給食とおやつを合わせて6千500円ですね。お客さんがひとりも入らなかったりしたら痛いけど、今のところはしっかり稼げているので問題ないです」とMちゃん。このお店では新人面接の際に子供のことを相談された場合は、この最寄りの託児所を案内しており、他にも数人のシングルマザーが利用している。

 この託児所は祇園にあるが、中洲の歓楽街の近くには他にも多くの託児所が営業しており、場所柄なのか24時間体制を取っているところがほとんど。お店によっては、託児所の支払いを保証してくれるところまであり、シングルマザーの受け入れ体制は整っていると言ってもいいだろう。
 また、企業に就職する場合に比べて比較的自由に出勤日や時間を決めることが出来る風俗業界。その働きやすさもシングルマザーにとっては助かっているのではないだろうか。熟女専門デリヘルの店長に聞くと、「うちは子供が大きくなっている女性がほとんどだからあまり相談はされないけどね(笑)。小学生くらいの子供がいる場合は、学校に行っている間に働いたりとかだね。急に休んでもらってもいいから働きやすいんじゃないかな」とのこと。

手続きも簡単で即預けられる
利便さが託児所人気の秘密?
 中洲の某キャバクラで働くTちゃん(24)は、「私も託児所を利用してます。最初は保育園に入れようかと考えてたんだけど、審査も厳しいって言うし、送迎も大変だし。今預けているところは簡単な手続きで受け入れてくれてすごく良かった。同じキャバクラで働いている子もその託児所を使ってて、子供同士も仲良く遊んでくれてるから安心」と託児所の便利さを気に入っている様子。

 福岡市では保育士の数が足りてないと冒頭で述べたが、託児所では働くために保育士の資格を必要としないため、働き手は多いという。中洲の某キャバクラ店で働くSちゃんによると、「私が預けている託児所のスタッフさんが、風俗とかキャバクラとかで働いている女性からの依頼が多いみたいでどんどん増やしていきたいって言ってましたよ。需要をかなり感じているみたい」という。

 保育所不足という状況も、歓楽街の近くに利用しやすい託児所が豊富にあることで、安心して働ける環境になっている。シングルマザーにとって、風俗やキャバクラは優しい業界と言えるかもしれない。
[月刊マンゾク九州2017年1月号掲載]
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