摘発後にも中洲で暗躍?!
大金うごめく裏カジノがご開帳
大金うごめく裏カジノがご開帳
日本にも実現の可能性が現実味を帯びてきたカジノ。しかし、すでに日本中の歓楽街のいたるところに裏のカジノはご開帳しちゃっているのである! 今回は福岡の中洲にあるという、裏カジノへの潜入レポートをお届けする。
インターネットカジノにチャレンジしてみようと、サイトにアクセスしてみたものの、手続きがよく分からなかったので断念!
作年の秋頃、某プロ野球選手たちによる野球賭博問題が球界を騒がせていたが、それと同じようにきな臭い話を耳にするようになった。中洲の裏カジノが次々にオープンし、その勢いを増しているというのである。'14年に中洲で行われた大規模な裏カジノ摘発ニュースを覚えている人もいるだろう。その後は鳴りを潜めたかに思われていたものの、実は雨後の筍のように新しい裏カジノがオープンしているというのが実態らしいのだ。今回そのあたりの事情に詳しい某ライターのK氏より、裏カジノ潜入レポートが届けられたので早速紹介していこう。
歓楽街には違法な裏カジノが付き物であるが、福岡の中洲にも裏カジノが根強く営業を行っている。いや、それどころか近頃はその数を増やしている。裏カジノは常連などからの紹介がないと利用することはほぼ不可能だが、今回中洲の某裏カジノを紹介してもらえる機会を得たので、潜入してみることにした。
12月の某日夜22時頃、教えられた裏カジノ店長の携帯番号に電話すると、「今から大丈夫です」と了解を得られたので、友人をひとり連れ案内された中洲の某ビルへと向かった。そこは一見すると普通のスナック。店内に入っても、特に変わったところはない。だが、VIPルームらしき一室に案内されると、そこは異様な光景であった。部屋の中央にルーレット台が置かれ、その周りには球の動きを熱心に目で追いかける5人の男。玉の動きが止まり結果が出たのか、大きくガッツポーズをしている男や悔しそうに酒をあおる男の姿があった。ルーレット台の他にはバカラのテーブルもあったが、今は稼動していないようだ。
スタッフから説明を受けたシステムを簡単に説明をすると、チップは100円、500円、1千円、5千円、1万円に分かれている。1万円を払い、100円チップを100枚もらったり、1千円チップを10枚もらったりと自由に選べる。ルーレット台は通常のカジノで使われているのと同じものという。また、酒やタバコは無料で提供されている。
とりあえず1万円で1千円チップを10枚もらい、ルーレットに参加することに。ディーラーが回転するルーレットに球を投げ入れると、客はいっせいにチップを置き始めた。すると、ひと際目立っていた恰幅のいい裕福そうな男が1万円チップをガシッと掴み次々にベットしていく。30万以上は使っていそうだ。一緒に来ていた友人は、その光景を見て裕福そうな男の逆にチップを置いた。後から聞いたところによると、ディーラーが球を思い通りに入れることが出来るルーレットでは、カジノ側が狙っているであろうカモの逆に賭けるのがセオリーらしい。それが成功したのかどうかは定かではないが、友人は見事16倍を的中。3千円が一瞬で4万8千円になっていた。外れた裕福そうな男は、気にする素振りも見せずその後も大金をかけ続け、手持ちのチップが無くなると「いや〜負けた負けた」と笑いながらお店を後に。恐らく数百万単位で負けていそうだった。
入店してから店を出るまでずっといた40代くらいの男と打ち解けていろいろ話を聞いたところによると、こういった裏カジノが現在中洲には10軒近くはあるとのこと。また、インカジと呼ばれているインターネットカジノも知っているだけで3軒あるという。その男はかなりのギャンブル狂らしく、ひと晩で1000万以上も勝ったことがあると自慢気に語っていた。中洲の裏カジノでは、毎夜かなりの大金が動いていそうだ。
莫大な経済効果を生み出すと期待され、その成り行きが注目されている日本のカジノ法案。だが、すでに歓楽街の裏の世界では大金がうごめくカジノがはびこっているようだ。言うまでもなく違法行為なので、絶対に近寄らないように。
歓楽街には違法な裏カジノが付き物であるが、福岡の中洲にも裏カジノが根強く営業を行っている。いや、それどころか近頃はその数を増やしている。裏カジノは常連などからの紹介がないと利用することはほぼ不可能だが、今回中洲の某裏カジノを紹介してもらえる機会を得たので、潜入してみることにした。
12月の某日夜22時頃、教えられた裏カジノ店長の携帯番号に電話すると、「今から大丈夫です」と了解を得られたので、友人をひとり連れ案内された中洲の某ビルへと向かった。そこは一見すると普通のスナック。店内に入っても、特に変わったところはない。だが、VIPルームらしき一室に案内されると、そこは異様な光景であった。部屋の中央にルーレット台が置かれ、その周りには球の動きを熱心に目で追いかける5人の男。玉の動きが止まり結果が出たのか、大きくガッツポーズをしている男や悔しそうに酒をあおる男の姿があった。ルーレット台の他にはバカラのテーブルもあったが、今は稼動していないようだ。
スタッフから説明を受けたシステムを簡単に説明をすると、チップは100円、500円、1千円、5千円、1万円に分かれている。1万円を払い、100円チップを100枚もらったり、1千円チップを10枚もらったりと自由に選べる。ルーレット台は通常のカジノで使われているのと同じものという。また、酒やタバコは無料で提供されている。
とりあえず1万円で1千円チップを10枚もらい、ルーレットに参加することに。ディーラーが回転するルーレットに球を投げ入れると、客はいっせいにチップを置き始めた。すると、ひと際目立っていた恰幅のいい裕福そうな男が1万円チップをガシッと掴み次々にベットしていく。30万以上は使っていそうだ。一緒に来ていた友人は、その光景を見て裕福そうな男の逆にチップを置いた。後から聞いたところによると、ディーラーが球を思い通りに入れることが出来るルーレットでは、カジノ側が狙っているであろうカモの逆に賭けるのがセオリーらしい。それが成功したのかどうかは定かではないが、友人は見事16倍を的中。3千円が一瞬で4万8千円になっていた。外れた裕福そうな男は、気にする素振りも見せずその後も大金をかけ続け、手持ちのチップが無くなると「いや〜負けた負けた」と笑いながらお店を後に。恐らく数百万単位で負けていそうだった。
VIPルームにある裏カジノは
通常のスナックとしても営業中
夜3時くらいまでプレイを続けたのだが、客は入れ替わり立ち代わりだいたい5〜8人くらいで推移していた。年齢層は幅広く、20代のホスト風の男やサラリーマンっぽいスーツ姿も見かけた。たまたまかもしれないが、女性を見ることはなかった。また、ここは隠れ蓑としてなのか通常のスナックとしても営業しているようだ。もちろん普通に訪れた客がVIPルームへと案内されることはないが。通常のスナックとしても営業中
入店してから店を出るまでずっといた40代くらいの男と打ち解けていろいろ話を聞いたところによると、こういった裏カジノが現在中洲には10軒近くはあるとのこと。また、インカジと呼ばれているインターネットカジノも知っているだけで3軒あるという。その男はかなりのギャンブル狂らしく、ひと晩で1000万以上も勝ったことがあると自慢気に語っていた。中洲の裏カジノでは、毎夜かなりの大金が動いていそうだ。
莫大な経済効果を生み出すと期待され、その成り行きが注目されている日本のカジノ法案。だが、すでに歓楽街の裏の世界では大金がうごめくカジノがはびこっているようだ。言うまでもなく違法行為なので、絶対に近寄らないように。
[月刊マンゾク九州2016年3月号掲載]