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もはや本物との見分けがつかない!
凄すぎるラブドールの進化を徹底検証
技術大国ニッポンという言葉をここまで感じられるものが他にあるだろうか。もはや〝本物〟と言っても過言ではないくらいの進化を遂げているラブドールの凄さを取材。大興奮の連続でした。
リアルラブドール「やすらぎ」シリーズの飯倉みなみちゃん。添い寝したい・・・・・・。
 まずは左ページの写真に注目! モデルは涼しげな風を感じながらベッドでまどろむ飯倉みなみちゃん。ほんとに見惚れちゃうくらい可愛い子ですよね~。でも驚くなかれ。実は彼女の正体はラブドール、つまりお人形さんなのだ! ラブドールと聞いてもピンとこない人は、ダッチワイフといえば分かるでしょうか。そう、擬似性交を主な目的として作られたアレ。30、40年前は「南極○号」という名前がつけられた、口を大きく開けっぱなしにして、両手、両足を大の字に広げた浮き袋のようなものだったが、これぞ技術革命! 現在は写真のように人間と見間違えてしまうくらいのリアリティーを実現しているのだ。

 このリアルなラブドール、飯倉みなみちゃんを生み出したのが、創業38年をかぞえ業界の最先端を突っ走るオリエント工業だ。記念すべき第1号として 年に発売されたのが、乗りかかっても破れて空気が漏れないように、腰の部分の素材をウレタンにするなどの工夫が施された「微笑(ほほえみ)」。以来、ソフトビニール製やシリコン製にも着手。新骨格の「タイタンフレーム」を導入して直立姿勢を実現したり、実際に女性の型を取ってよりリアルさを追求した「やすらぎ」の開発など、年々とんでもない進化を遂げているのだ。写真を見ているだけでもその素晴らしさがビンビンに伝わってくるのだが、こうなるとやっぱり直にその目で見てみたい。というかオッパイを揉んでみたい! というわけで、オリエント工業が実際に製品を見たり触ったりしてもらうために用意している、東京・上野にあるショールームへと本誌記者が突撃取材を敢行。その興奮の様子をお伝えしていこう。

いよいよ感動のご対面へ!
待っててラブドールちゃん
 ラブドールちゃんとの緊張の対面ということで、しっかりと爪を切り結婚指輪を外していざショールームへ。中に入ると、だいたい20体から30体くらいのラブドールがベッドの上や椅子に配置されていた。直立しているラブドールもいる。案内をしてくれたオリエント工業の広報A氏に「触ってみてください」と誘導されたのだが、そのあまりのリアルさに本当に触っていいんかな……と、心臓バクバク。若干遠慮がちにその肌に触れてみた。そのファーストインパクトは〝吸い付くような質感〟。手のひらから指先までしっとりとナチュラルになじむ感触は、まさに若い女性特有のもち肌のよう。このフィット感と滑らかさは、本物の女性を越えているといっても過言ではないかもしれない。そして本当に驚いたのが、程よい弾力性だ。オッパイをムギュッと揉んでみたのだが、パツンパツンでもゆるゆるでもなく、心地良い反発力を感じる。その上思い通りあらゆる方向に揉みしだけるのだ。力を入れて揉んでみても型崩れするようなことは一切ない。1日中揉み続けたい、そう強く思った。たぶん口がだらしなく開いていたはず……。

 たっぷりとラブドールちゃんを堪能した後、広報のA氏にいろいろと話を聞かせてもらった。さまざまなタイプのラブドールが製造されているが、最初に紹介した飯倉みなみちゃんのようなリアルなタイプは60万円から80万円ほど。現在ボディーが10種類、顔が36種類あり、自分好みにセレクトすることができる。また、オッパイの大きさや乳首の色からアンダーヘアの量や色、そして視線移動のあるなしや指関節の可動などかなり細かいところまでカスタマイズすることも可能となっている。購入者層は20代から80代と幅広く、独身の人はもちろんセックスレスという既婚者も多いのだとか。

 また、女性の購入者はいるのかという質問には、「銀座でイベントを行った際、2週間で6千人くらいお客様が集まったのですが、6~7割は女性でしたね。購入者はいませんでしたが、興味のある方もいるかもしれません」とのこと。

10年前全国に広がった
ラブドール風俗の再燃は?
 さてラブドールといえば、10年近くほど前にラブドールを派遣するデリヘル店が全国的に広まっていたことをフーゾクファンなら思い出すかもしれないが、現在はほとんど聞くことはなくなっている。客が乱暴に扱うリスクが大きく採算が合わないのではと、広報のA氏も推測していたが、それに加えて他人がどのように扱ったか分からないので舐めたり触ったりするのに抵抗を覚える人も多かったのではないかと思う。でもここまで進化しているのなら、再燃の可能性もあるかもしれない。1度は試してみたいというニーズがかなりあると思えるのだ

 ここまでラブドールの凄さを紹介してきたが、こうなると今後どのように進化していくかが気になるところ。オリエント工業ではシリコンを人肌に温かくするなど、より人間味が感じられるようなものを目指しているという。現在でもラブドールをお客さんに届ける際は下着や指輪をつけて送り出しており、一体一体に愛情を持っていることが分かる。取材を通してラブドールの〝ラブ〟には、製作者の愛情という意味も込められているのではないかと感じた。

 このオリエント工業のショールームは、東京の他に大阪、そして嬉しいことに福岡の博多駅近くにもある。実際に触れてみればその凄さが実感できるので、ぜひ予約をして行ってみてほしい。決して安いものではないが、今回の取材で直に見て触れてみた結果、これなら安いと記者は思わされてしまった。買ったら嫁にバレないようにどこに置こうかと、ラブドールちゃんとの生活を夢想している今日この頃。あぁ、もう1度あの子に会いたい……。

本物よりもカワイイ?!
「ラブドールコレクション」
頭部、ボディータイプをはじめ、ウィッグやオッパイサイズなど自由に組み合わせることができるオリエント工業のラブドール。ここではその組み合わせ例をご紹介! あなたはどの子がタイプ?

りり
ウィッグ: ロイヤルセミロング
ボディー: アンジェバスト大セパレートボディー

身体重量の軽量化を実現し、腕部が脱着式で運び易く着せ替えも容易なアンジェセパレートボディータイプのりりちゃん。大人気女優石原さ○みにそっくり?!

原千草
ウィッグ: フラットスタイル
ボディー: やすらぎ・白肌・デュアルフレーム

女性から型取りしたリアルな造形が素晴らしいやすらぎシリーズの原千草ちゃん。息遣いまで聞こえてきそうな圧倒的な存在感がお見事!

沙織(うれい)
ウィッグ: シャギーウェーブ
ボディー: アンジェバスト大デュアルフレーム

うれいを帯びた表情が色っぽい沙織ちゃん。デュアルフレームのボディーは、少ない力で各部位を動かせるので、さまざまなポーズを取ることが可能。

見て触って凄さを実感!
「福岡ショールーム」
ラブドールのリアルさを感じるには、実際に見るのが1番。電話予約必須だが、当日の予約もOK。3名以上での来店には対応していないのでご注意を。

住所/福岡市博多区博多駅東2-2-27椛村ビル302
営業時間/11時~19時
定休日/土日祝日
TEL/092-477-9875
[月刊マンゾク九州2015年10月号掲載]
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