スマートフォンの普及率が国内で6000万台にもなろうとしている昨今、盛り上がりを見せているのがいわゆるスマホゲームだ。テレビＣＭもバンバン流れて、まったくやらない人でも、「パズドラ」や「ポコパン」といった名前は聞いたことがあるだろう。フーギャルも例に漏れず夢中になっている子は多いようで。「この仕事って待機時間が結構あるから、暇つぶしにピッタリなの」と、某中洲ソープランドで働くＤちゃん。彼女が夢中になったのが超大人気ゲーム「パズドラ」。「課金とかするのは馬鹿らしいって考えだったんですけど、やっぱり強くなりたいな～って思ってきちゃって。一度、課金してガチャを引き始めたら、もう止まんない（笑）。多いときは月に１０万近く使っちゃった。今は、働いてお金もあるからドンドンいっちゃえ～って感じ（笑）」

　ただ、Dちゃんのように派手に使う子がいる一方、ゲームはするけど課金ナシ、という子も多い。「暇つぶしだから０円」（福岡デリバリーアロマ勤務Hちゃん）のように、フーギャルのゲーム経験者１００人の内３８名と全体の40％近くは課金経験ナシだった。しかし、米国の某マーケティング会社の調査によると、一般の課金率は50％未満なので、課金率60％程度のフーギャルの方が若干課金率はお高め。課金額は、一般の月額平均が月3千円前後。今回の取材でわかった課金経験ありのフーギャルの月額平均は1万円以上。と、一般平均の3倍以上でこれまたフーギャルに軍配。「そんなに課金しないですよ。使っても月に1、2万かな」（熊本デリヘル「Paris」みきちゃん）と彼女のように、課金する子にとって平均1万円は普通と考える子は多い。一般と同様に課金しない子とする子の差は激しいが、中間層の課金額が多いというのがフーギャルの特長か。課金する子の大半は、「自分との戦い（笑）」（前出みきちゃん）と、記録やランキングで何かと競っている中で額がかさんでいくパターンが多く、負けず嫌いタイプの子に多かった。ちなみに、取材の中での月額課金最高額は、某デリヘル勤務の子で月３０万円。

　お客さんとのコミュニケーションでもスマホゲームの話題は多く出るという。もしその話題になって、多く課金をしている子を見つけたら他の子のサービスの良さについてさらっと話してみてはどうだろう。負けず嫌いの性格から、いつも以上のサービスが受けられちゃったりしちゃったりするかもね。