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全国から200万人を集める「どんたく」開催
博多伝統のお祭り中はフーゾクがお得?!
地元はもちろん全国各地からも人が集まる伝統のお祭り、「博多どんたく」が今年もやってくる! 200万人を越える観光客を集めるとあって、福岡の風俗も大盛り上がり…ではない?
「集客にかなり期待してたけど」
肩透かしの店長が嘆きのひと言
 まもなく世間はGWに突入。ウキウキしている人も多いのではないだろうか。ここ福岡にも県外から毎年多くの観光客が訪れているが、目玉は何といっても5月3日、4日の2日間に渡って開催される「博多どんたく」だろう。

 青森の「弘前さくらまつり」や広島の「ひろしまフラワーフェスティバル」とGW期間の祭りは数あれど、動員数で国内最大級を誇るのはこの博多伝統のお祭りなのである。その動員数は実に200万人を優に超えるほど。福岡市の人口が現在約148万人なので、その数字の凄さが分かるというものだ。

 そしてこのチャンスを逃すまいと、天神や博多を中心とした飲食店やショップではどんたくセールが大々的に行われる。また、福岡競艇が「どんたく特選」と呼ばれるレースを行ったり、プロ野球のソフトバンクホークスが「どんたくシリーズ」と銘打ってさまざまな企画を催している。このように、福岡の街が一体となって「どんたく」に沸く2日間なのだ。となれば、さぞかし福岡の風俗業界もこの2日間はお客がひっきりなしのてんてこ舞い…というわけにはいかないようなのだ。

ファミリー層がメインなので
中洲風俗には足を運ばない?!
 「どんたく」に期待していたと語るのは、福岡の某デリヘル店長。「たくさん観光客が来るから、オープンしてから最初のどんたくには物凄く期待していました。事前に女の子の出勤をしっかり確保して準備万端だったんですけど…」と店長。しかしその予想は裏切られ、通常の休日、祝日よりもかなり少ないお客の数に肩透かしをくらってしまったという。他店にも話を聞いてみたが、どんたくに対するイメージはどこも似たようなものであった。これはいったいどういうことだろうか。

 その原因はいろいろと考えられる。まず、どんたくに200万人が訪れるといってもメインはやはりファミリー層。奥さんや子供をほったらかして風俗で遊ぶというわけにはいかない。またパレードや出店で沿道は人が溢れかえるため、地元の風俗ユーザーも今日くらいは風俗に行くのを辞めておくかという心理がどうしても働くのか…。その結果、夜はまだしも明るいうちの中洲南新地はとても200万人もの観光客が来ているとは思えないほどの状況になってしまうのだ。

 しかし中洲南新地以上に厳しいのがデリヘルだ。観光客の中にはもちろん、男友達同士の団体も多くいるだろうが、やはり「飲みに行こう」「風俗に行こう」となれば店舗型が選ばれやすく、それぞれホテルに入らなければならないデリヘルはなかなか候補に挙がりづらい。

 さらにデリヘルにとって追い討ちをかけるのが、ホテルの空き状況。シティホテル・ビジネスホテルはもちろん、ラブホであってもカップルなどが事前におさえていたりで部屋の空きがないという事態に直面してしまうのだ。これでは普段利用する地元の常連客さえも逃してしまう。結果、通常よりも少ないお客の入りとなってしまっているのである。ちなみに「雨だと店に足を運ぶのも億劫になるよね」という某ソープランド店の店長が言うように、「どんたく=雨」というジンクスもある。雨天になる確率が異様に高く、豪雨により行事が一部中止になってしまったこともあるほどだ。この辺りもどんたくは客足が鈍るというイメージに繋がっていそうだ。

客足を格安価格で呼び戻せ
各店が割引イベントを計画
 このように風俗業界にとってはお祭りムードとはとても言えない状況だが、ただ手をこまねいているわけではない。各店お客を呼び込むために、さまざまな割引イベントを準備しているようなのだ。

 一例をあげると、某デリヘル店ではホテルが利用しにくいという状況をふまえ、自宅から呼べば割引というイベントを計画。自宅利用は逆にオプション料を取られることもあるだけに、これぞ「どんたく対策」と言えるだろう。

 また、通常よりも大判振る舞いなお店が多く、本誌取材班が調べたところによると、最大8千円もの割引を行うお店まであった。

 山笠と並び、福岡の人口密度が最も多くなる2日間。なんとかしてお客を獲得するため、各店が打ち出してくるであろう割引イベント。これを見逃すのはもったいない話だ。地元民はもとより今の博多で遊ぼうと思ったアナタは超ラッキー。この割引をうまく利用して、ベッドの上でどんちゃんお祭り騒ぎといこうじゃないか。


GWの風物詩「博多どんたく」は
長い歴史を誇る日本最大級のお祭り
各団体がさまざまな趣向を凝らして作りあげたパレードを沿道から間近で見ることができる。
 毎年5月3日と4日に開催される博多伝統のお祭り「博多どんたく」。その歴史は古く、一説には平安時代にその原型となる博多松囃子(はかたまつばやし)が行われていたとも言われているが、現在の形式になったのは昭和22年からである。
 お祭りのメインは、各種団体や企業、有志の集まりによる演舞。午前10時より、天神や博多を中心として各地に設けられたステージにて午後8時まで様々な演舞が行われる。また、午後1時より、松囃子を先頭に明治通りを行進するパレードが始まる。沿道から自由に見られるが、階段状の有料席も用意されている。夜には電飾で装飾された花自動車が運行。そのきらびやかな光景は一見の価値ありだ。
 今年も多くの人出が予想されている、「博多どんたく」。伝統のお祭りとして今後も末永く愛され続けるだろう。
[月刊マンゾク九州2013年6月号掲載]
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