熟女ブームと呼ばれる現象がここ数年いろいろなところでフューチャーされているが、それを肌で感じている人も多いだろう。某人気テレビ番組では「熟女大好き芸人」が放送されたり、AVやエロ本業界でも人妻物や熟女物のジャンルは売り上げが好調だという。実際にレンタル店でも多くの面積を割いているのを見かける。

　この現象はメイドや萌えブームをすぐさま取り入れたりと、流行に敏感な風俗業界でも見ることができる。というよりかは、もはや「人妻」や「熟女」は風俗業界ではすでに、〝売れ筋〟と言える定番ジャンルとなっている。

　ここ福岡県内だけでも専門店の多さはかなりの数にのぼり、新店も続々と誕生している。そしてとうとう、その風俗業界では40代、50代という〝完熟熟女〟の人気がうなぎ登りというのだ。

　それを探るために、今回人妻店、熟女店をよく利用する風俗ユーザー100人（20代から50代）にアンケートを実施した。その結果が下に掲載している3つの円グラフだ。これを見ていくと、1番は30代だが、40代50代を選ぶユーザーも多いことが分かる。「最近の30代はまだまだ若い」（33歳・会社員）といった意見もあり、人妻や熟女専門店などを利用する客層はかなり上の年代を求めていることが分かる。

　中には年齢が上であればあるほどいいというマニア過ぎる意見まであったが。また、過半数の人がオキニの人数は１人と答えた。特に40代から50代のユーザーにこの意見が多く、彼らは同世代の熟女と不倫気分や擬似恋愛を楽しんでいるようで、1人の女性に対して深く入り込む傾向にある。

　そして、人妻や熟女の良さについては、サービス精神が旺盛なことやテクニックがスゴイなどのヌキの部分。何でも許してくれそうな優しさや会話を楽しむといった精神面での支持が多いことが浮かび上がった。

　こうしたアンケート結果から見るに、40代や50代の熟女が持てはやされるのは、まずは濃厚で過激なサービス。そして、不倫気分や擬似恋愛までをも楽しませる彼女たちの器の大きさなどで、人気を集めていると言える。

　福岡市で熟女専門デリヘルを経営するオーナーにも話を伺ってみた。それによると、利用しているユーザーのメイン層は40代から50代だという。　くしくも人気熟女の年代と同世代だ。「若い子とは話が合わないから熟女で、というお客さんは多いと思いますね。うちでも人気ベスト3は全員40代です」とのこと。

　また、ロングコースを選ぶ率も高いという。プレイはもちろんのこと、会話にも重点を置くユーザーが多いため、時間を長めに取っているのだろう。一方、若いユーザーの利用も増えてきているという。これはマザコンとまではいかないが、包み込むような母性愛に飢えている若者が最近は多いのかもしれない。

　１度熟女の良さを知ってしまえばもう若い子では満足できないといった話もよく聞く。経験に裏打ちされた熟女の濃厚なテクニックにすっかり骨ヌキにされているのだろう。

　また、最近の熟女求人の過熱もレベルの底上げにつながっているという。いわずもがなの不況が家庭の財政に与える影響は大きく、旦那の稼ぎが減ったりリストラなどで、手っ取り早くキャッシュの手に入る風俗へと流れる人妻熟女がまだまだ増えているのだ。

　同年代熟女の飽和状態でさらに競争は激化し、比例してサービスもヒートアップ。ただし、彼女たちが頑張るのはお金だけが100％でない側面もある。

　下記で紹介する五月みどりさんがいうには、「女として見られる刺激が一番うれしいの。だから、サービスしてるって感覚よりは、一緒に楽しみたいって気持ちの方が強いかな」。自然ににじみ出るスケベ感が男の股間に響かないワケがないのだ。

　濃厚なサービスや包容力に魅せられ、不倫気分で楽しむ同世代のユーザー。そして母性愛に飢えている若い世代からの支持と、幅広い世代から求められている熟女。また、激安かつ濃厚なサービスで人気を集めているぽっちゃり専門店と同じく、人妻専門店も相対的に料金が安い。

　この不況下で料金の安さは反響に繋がっているだけに、二重三重の相乗効果で人気がうなぎ登り。もちろんこれは福岡だけでの話ではなく、〝フケ専〟と呼ばれる高齢熟女専門店まである東京や大阪などの大都市でも同じ状況。というよりも、熟女は風俗だけに留まらないブームでもあるだけに、今後もこの流れは続いていくだろう。