店舗数:238店舗 女の子:6367
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〝逆出稼ぎ〟フーギャルが急増中
今ローカルフーゾクが熱い!
「出稼ぎ」といえば所得が少なかったり、仕事がない地方から都心部へ稼ぎに出ること。高度経済成長時代の日本でよく耳にした言葉だが、最近の風俗業界ではその逆転現象が起こっているという。
小倉駅側にあるソープ街、船頭町。狭いエリアに20数軒のお店が営業を行っている。
注目を集めているローカルエリア
ライバルの少なさで利益率が高い
 景気回復は地方から! なんてスローガンをよく耳にするが、やっぱり仕事の量や給与面ではまだまだ地方よりも都会のほうが上。

 高度経済成長期の日本では、地方から都心部へ仕事を求めて「出稼ぎ」する人が大勢いたものだが、今の風俗業界ではその真逆で、ローカルエリアにこそ人が集まっているという。

 九州における都心部である福岡市には、東京の歌舞伎町や札幌のすすきのといった有名歓楽街とも肩を並べる、中洲がある。もちろん、働く人の数も全国レベル。

 九州各県はもちろん、中国、関西エリアからも人を集めてきた。比例するかのようにお店は増えていき中洲ではトクヨク、ソープランドが100軒越え、また福岡市内のデリバリーヘルスは少なく見積もっても400軒は下らないというまでになった。

 しかし、この風俗店の数はまさに供給過多。いくら福岡市で遊ぶ風俗ユーザーが多くとも、ここまで増えてしまえば分散されてしまう。結果、不況も手伝い、よほどの人気店、人気娘でなくては満足に稼げないケースも出てきているのだ。

 そんな中、注目されているのが福岡県の北九州市、久留米市。そして熊本県や大分県などのエリア。福岡市に比べるとユーザー数はガクンと減るのだが、その分お店の数、働く女の子の人数も少なく、相対的に見ると需要と供給のバランスが福岡に比べ圧倒的に優良なのだ。

 そのため、十分な儲けを出しているお店が多いという。北九州市の実情を見てみると分かりやすい。人口は福岡市に比べ3分の2程度だが、トクヨク、ソープランドは小倉駅側にある船頭町に20軒ほどと、中洲に比べ実に5分の1以下だ。実際に中洲と船頭町、両方にお店を持つオーナーはこう話す。

 「北九州の方が断然イイね。売り上げも、客足もイイから利益率も上々だよ。だから、中洲に出すより、もう1店北九州で出店したいくらいだよ」

 この傾向はローカルエリアに共通した傾向らしく、熊本のようにいくつもの都市圏資本のグループが利益率のよさを見込んで出店するケースもある。さらに、熊本の某人気店に至っては、さらなる出店エリアを四国に求め、この系列店が熊本の実に2倍の売り上げをたたき出した例もあるという。

 そして、デリバリーヘルスでは久留米市の元気がいい。福岡市では、そのライバル店の多さやデフレ不況が重なりお客獲得のための値下げ競争が顕著になっており、結果、今や60分1万円は当たり前。

 実際には60分で6千円、7千円というところまである。一方、久留米市では北九州市と同様に需要と供給のバランスが安定しており、相場の平均が60分1万5千円と高止まりのまま。それはそのまま利益率の良さにもつながり、パイは小さいが安定した収益を望める。

 こうした状況は、働くフーギャルたちにじわりと広がり、「あっちの方が稼げるじゃん」と都心部の福岡市からローカルエリアへ「逆出稼ぎ」する女の子が急増、という流れにつながっているのだ。

 在籍する女性がすべて福岡市在住という大分の某デリバリーヘルスでは、ここまで紹介した流れそのままに、ライバル店の少なさ、平均価格の高さの恩恵を受けており、在籍ギャルからも一様に「福岡で働いていたときよりも稼ぎがいい」との声を聞いた。

 もちろん、福岡市で稼げている子は現実にいるのだが、現状そこまで上り詰めるにはハードルは高く、“利益率の悪さ=単価の低さ〟を敬遠する向きも出てきており、さらに「逆出稼ぎ」に拍車をかけている。この流れのスタートがデフレ不況に因る都心部での価格競争なので、急激な景気回復が見込めない限り、今後しばらくは続くだろう。


MEMO
今1番稼げるのは仙台?!
月200万を超える収入も
福岡市のデリバリーへルスで働いていたM美さんは、あまり稼げずに困っていたところ、友人の情報で仙台が稼げると聞いたという。実際に行ってみたところ、月に200万を超える収入をゲット。復興特需はフーゾク業界にも及んでいる模様。
[月刊マンゾク九州2013年4月号掲載]
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