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猛威を振るうインフルエンザに
風俗業界はもはやお手上げ状態?!
季節の風物詩ともいえるインフルエンザが今シーズンも大流行。接客業である風俗業界は感染ルートも広く、多くの女の子、男性スタッフが感染!
※写真はイメージです。
某デリヘル店取材時にいた体調の悪そうなフーギャルちゃん。インフルエンザではないそうだが…。
営業にも支障が出るほど大流行
女の子の出勤確保に四苦八苦!
 年冬になると流行するインフルエンザ。読者自身やその周りでもかかった人は多いのでは? 今シーズンは例年より3週間早く流行期に入っており、〝大流行の恐れあり〟なんて叫ばれていたが、その結果は1月下旬の段階で大流行の指標となる1施設当たりの患者数30人を超える37人。全国規模の累計で825万人が感染しており、予想されていた通りインフルエンザが猛威を振るっている状況だ。マンゾク編集部の中にも年明けに感染した記者がふたりおり、その穴を埋めるのにてんやわんやだったが、それ以上に大変な目にあっているのが風俗業界なのである。

 「インフルエンザにかかって休んでいる女の子が今4人いるんだけど、全員早番で夕方まで女の子が足りない」と嘆いているのが中洲の某ソープランド店長。感染した状況で出勤させることはもちろん出来ず、症状が治っても2日間は感染させる可能性があるため安静にしていなくてはならない。感染した4人は、ほぼフル出勤のレギュラーだったために、お店が回らなくなってしまっているようだ。他店に話を聞いても多くの女の子、男性スタッフに感染者がおり、少なからず影響を受けている。

感染が拡大しやすい風俗業界
対策はほぼなく諦めモード?!
 「毎年のことだけど、こればっかりは対処のしようがないよねぇ」と、福岡の某デリヘル店長。風俗業界は接客業であるため、お客さんと接する機会が非常に多い。そうなると、お客さんの中には症状が軽い感染初期や治った直後などに利用していることもあるだろう。それに加えてデリヘル店では待機所で多くの女の子と一緒にいるため、感染が拡大しやすいという側面もあるのだ。

 たしかに対処しようがない問題でもあるが、お店はなすがままといったところなのだろうか。

 「昔お店でインフルエンザが大流行して売り上げがガタ落ちだったことがあったんだよ。それ以来お店が費用を出してワクチンを打つようにしてるよ」という福岡のデリヘル店もあった。予防にかかる費用よりも、インフルエンザが蔓延するほうが高くつくといったところか。しかし、こういったお店は少なく、特に対策をしていないところがほとんどであった。

 この号が出る頃にはそろそろ流行も落ち着いてくる時期だろうが、油断は禁物。風俗好きのマナーとして、うつさないように心がけるのは当然のコトですぞ。

[月刊マンゾク九州2015年4月号掲載]
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