大手風俗グループによる地方進出の動きが活発化した年だった。大手は元々首都圏、横浜、大阪、名古屋などの大都市圏、次いで福岡、札幌など地方でも比較的人口の多い都市に出店を検討するのが常だった。しかしその流れが変わりつつあり、さらに人口の少ない地方都市への進出が激化。今年に限っても人気ソープグループ、ＹＥＳグループなどが沖縄進出。福岡の某大手デリヘルグループが四国に進出するなどの動きがあった。

　不景気で客の絶対数が減少している中、風俗店が密集する大都市よりも、ライバルの少ない地方のほうがコストも少なく利益を上げやすい側面があるようだ。来年もこの動きは続いていくだろう。