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風俗業界は引く手あまたで高収入?!
男性従業員の仕事と実態に迫る
不況日本の雇用は不安定な状態が続き、フリーターや派遣労働者などのワーキングプアも問題に。しか~し、風俗業界は慢性的な男性従業員不足! 売り手市場な状態で、一発逆転、頑張れば高収入も夢じゃない?!ってことで本誌記者が大手グループで1日お世話になってきました。
▲記者K
中堅どころの本誌記者。いかつい見た目とは裏腹に、昼食に自作弁当を持参するナイスガイ。元気がいいというだけで、今回の体験入店に選ばれた。
求められるのは忍耐強い人材
仕事の忙しさはかなりのもの
 消費税増税などによる経済の停滞感もあり、まだまだ不況という言葉とは縁を切れないニッポン。フリーターや派遣などの非正規労働者の増加や苛烈な就業状況 が明るみになったブラック企業問題など、雇用状況もどんどん悪くなるばかり。フリーターの数は統計開始以来、最大の182万人を超えているんだとか。どう なるニッポン!  

 そんな中、不況に強いと言われている風俗業界はどうかというと、確かに男性スタッフの求人はかなり多い。引く手あまたの売り手市場と言ってもいいくらい。しかし、そういう状況だからといって、「不況に強いから求人多し」とは単純に言えないようで。  

 というのも、この業界はすぐに人が辞めてしまうという〝離職率の高さ〟が根本にある。とかく〝ブラック〟に分類されがちな業界でもあり、確かに朝から晩ま で安月給で働かされるというケースも多いのだ。実際に「月に休みが1日取れればいい方」という激務で、手取り15万円程度で働いているデリヘル店スタッフ もいたほど。もしかしたらそれ以下の場合も中にはあるだろう。そんな業界はイヤだと思うかもしれない。しかしその他多くのブラック企業と違うのは、その忙 しさを乗り越えた先にある成功が、この業界には確かに存在することだ。お店にもよるが、店長にもなれば月収50万オーバーもあたりまえ。さらに上の収入を 得られるチャンスも転がっているのは事実なのだ。そこで気になるのが男性従業員の仕事内容。それを知るべく、本誌記者が1日スタッフ体験を行うことに。

 その体験先に選んだのが、全国展開している大手の「YESグループ」だ。大手だけに先ほどの例でいう、高収入を得られるチャンスが多いのではないか。そう思っての選択。詳細は左ページを参照して欲しいが、広報に話を聞いてみたところ、同グループでは基本の給料に加えて、所属する店舗が目標売り上げを達成した際にもらえる歩合や3ヵ月に1度の表彰制度などが充実しているという。しかし、当然楽な仕事ではない。「入社したばかりの頃は、多くの雑用をこなし、覚えることもたくさんあって大変でした」と、入社3年になるスタッフの話も聞けた。彼は何度も辞めようと思ったらしい。しかし必死にくらいつき、初めて表彰されたときにはこの仕事の楽しさ、やりがいが見つかっていたとも語ってくれた。  それではこの業界はどういった人材が求められているのか。YESグループに聞いてみると、「やはり接客業ですから、常識があって元気がある人が1番です。未経験でも活躍できる職場ですので、唯一の条件はやる気と元気といったところでしょうか。もちろん楽な仕事ではありませんし、きついと感じるときもあると思いますので、物事をすぐに投げ出さない忍耐強い人が求められますね」  

スタッフ体験をした記者
体力自慢もノックアウト?!
 1日スタッフ体験をした記者に終了後話を聞いてみると、「思ってた以上の忙しさでしたよ。ただ雑用してただけなのに、次から次に仕事が舞い込んでくるんすから。ハア。体力には自信があったんだけど…。上に行けば女の子の管理とかイベントを考えたりとかいろいろあるみたいなんすよ。きついっす~」と、次の日使いものにならないヘタレっぷりを見せ付けていた。

 やはり並大抵の忙しさではないと言えるかもしれない。しかし業界の慢性的な男性従業員不足で売り手市場というこの状況は、はっきりいってチャンスでもあ る。自分の頑張りでどこまでも登っていける、アメリカンドリームならぬフーゾクドリーム?! ニッポン男子よ、今こそ勃ち上がれ!   
風俗店で働く3つの心得

「自分で仕事を見つけていこう」
言われたことだけをやるのではなく、積極的に仕事を見つけることが大事。店をより良くするアイデアなど、常日頃から考えながら仕事をしていこう。

「挨拶を忘れずとにかく元気良く」
スタッフや女の子全員が気持ち良く仕事が出来るように、挨拶したりテキパキと行動するのが肝心。周りを巻き込むくらいのテンションでいきましょう。

「へこたれない強い心を持とう」
業務は未経験でもスタートできるとはいえ、決して楽なものではありません。覚えることも多く、やる事も多いです。高収入をゲットするんだという強い気持ちで仕事していきましょう!
[月刊マンゾク九州2015年1月号掲載]
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