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大都市から地方都市へ次々進出中!
大手風俗グループの狙いと戦略
なぜ大都市ではなく、地方都市なのか。ここ最近続いている大手グループによる地方都市への出店ラッシュ。関係者へのインタビューを通して、地方都市進出の狙いが見えてきた。
▲沖縄のフーゾクファンはこの状況に大喜び?!
コストの安さが1番の魅力!
グループの強み生かした戦略も
 今、大都市・都市圏から地方都市へ進出する風俗グループが増えている。以前からも、東京・吉原などの人気グループが福岡・中洲、札幌・ススキノへと出店することはあった。それでも風俗五大都市が中心で、それ以下の人口規模の地方都市へと進出することは稀中の稀と思われていた。それが、今年に入って全国展開している大手のYESグループや、ヴァージングループが沖縄に出店。福岡の某大手デリヘルグループは四国へお店を出し、1年ほど前には、熊本の人気ソープランド「RAO」が四国へ進出と、地方都市から地方都市に進出するパターンまで出てきた。進出していない風俗五大都市ではなく、なぜ地方都市へと行くのか。そこには各グループともにキチンとした理由があるようで。

 「やっぱりコストの安さが魅力的ですね」とは、中洲で8店舗を経営するヴァージングループの責任者S氏。沖縄進出を決めた大きな理由のひとつが、出店にかかる費用、そして店舗運営の経費が安く抑えられるからだという。確かに福岡や東京でお店を新しく出店しようとすると、土地代や家賃などは地方に比べかなり高額。経費についても、男性スタッフの人件費や女の子の寮など、大都市に比べて安く済ませることができるという。

地方出店のメリット多数!
ライバル少なく強気の料金
 また、同じくらい重要なメリットが、ライバルの少なさであるとS氏。大歓楽街ともなると、多くのお店が軒を連ねており、近年福岡・中洲で発生している激安競争などに巻き込まれてしまう。やはりユーザーはより安く遊びたいという気持ちが1番強いので、そういった対応策も考えていかなければならない。地方都市でも少なからず料金相場は下がってはいるが、都市と比べればまだ競争激化とは言えない印象だ。実際にヴァージングループの沖縄店は福岡よりも料金を高めに設定できているという。集客面では福岡に比べて確かに総数は減るものの、コストの安さも相まって、十分な利益率を実現しているのだ。

 また、ヴァージングループでは、東京や福岡で人気のある子を沖縄に連れて行くというイベントを開催しており、そのラインナップには現役AV女優なども含まれ、沖縄在住のフーゾクファンにも大好評。すぐに予約で埋まってしまうとか。また、グループの強みを生かして、沖縄限定で顔出しOKという系列他エリアの子を使って積極的にアピールできることも、いい宣伝になっているようだ。

 多くのライバルがいる場所で無理に新規出店をするのではなく、コストの安さや価格競争に巻き込まれない場所での出店は、思った以上に多くのメリットがあるといえる。取材で話を聞いた各グループは、今後もいろんな地方での出店を考えているとのこと。ここ最近、号泣会見やLINE問題など、地方議員の話題で騒がしかったが、風俗業界ではいい意味で地方が盛り上がっていきそう。


[月刊マンゾク九州2014年11月号掲載]
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