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「店長、風俗がしたいです…」
出戻りGALが急増中のワケ!
一度風俗を辞めた女の子がまた働き出す。昔からよくあることではあったが、最近は特にその数が増している様子。彼女たちが出戻りする理由とは何か、追ってみた。
※写真はイメージです
新しい環境になじめずにストレス増加! 5月は一番女の子が戻ってきやすい?!
 遊びに行くかとお店のHPを見ていたら、「○○ちゃん復帰!」という情報に喜んだ経験がある読者も多いことだろう。かつて味わったその女の子との濃厚なプレイの数々を思い出し、股間が熱くなったりしちゃったり……。このようないわゆる風俗業界への〝出戻り〟は昔からあったが、最近は特に増えてきているという。

 理由はいくつか考えられるが、大きな要因としてはやはり、風俗自体の敷居が低下していることが挙げられるだろう。最近は、お金が無くて仕方なく働くというよりは、「稼ぎがいいから」「周りの友達もやっているから」という理由で働く若い女の子が増加。特に学生をやりながらアルバイトで風俗、という子もほんとうに多くなった。

 始めた理由がライトなら、辞める理由もまた軽い。「彼氏ができた」「友だちがヤメた」「無断欠勤の理由を考えるのが面倒くさくなった」…、と例を挙げればキリがない。ただし、辞めてもお金がないことにはかわらないので、入店、退店を繰り返し、いつしか、風俗は戻る場所になっていく。

 そして、卒業や就職で業界から離れた元風俗娘が戻ってくる時期がちょうど今頃。五月病という言葉があるように、新社会人たちが新しい環境になじめずストレスを感じたり鬱(うつ)になったりして会社を辞めるといったことがよく聞かれるが、それは彼女たちも同じこと。さらに、風俗時代に得ていた収入とのギャップや朝早く起きて毎日出勤するといったことに抵抗を感じがち。

 とあるお店では、新社会人になるため辞めていった女の子の実に6割が、5月から6月にお店に戻ってきたという話まである。加えて昨今は不況のため、公務員や大企業以外は「就職=安定」などよほどのことがない限り望めない。先行きも不安定で今はしんどい、収入もスズメの涙なんてなブラックな状況だとすれば、そりゃ戻りたくなるのも無理もない話。

 また、出戻りGALはお姉さんも多い。いや、むしろ若い子以上に増えているのが人妻や熟女だともいえる。出戻りする理由は人それぞれだが、人妻の場合一番多いのが離婚によるもの。社会的にもシングルマザー支援は重要視されているが、やはり女手ひとつで子育てしていくのは大変なこと。その際、風俗経験のある女性ならば、時間に融通が効いて稼げる働き場として、風俗を考えやすいのだろう。また、離婚はしていなくても不況により旦那がリストラにあったり、減給になったりなどの理由で出戻りする人妻も多くなっている。
「エッチが好きだから戻ってきた」男にとっては何とも喜ばしい理由
 このように、なにかと経済的な問題が出戻りする理由の大半だが、エッチが大好きだからという、喜ばしい動機で戻ってくる女性もいる。旦那とのセックスレスや彼氏とはできないプレイなど、その欲求不満や性癖をぶつけるために風俗へと戻ってくるのだ。まさに、趣味と実益を兼ねるといったところか。

 某福岡デリヘルのMちゃんは、アパレル関係の仕事につくためお店を辞めたが、働き出したところあまりの忙しさにてんてこ舞い。ストレスがたまり体調も崩してしまった。さらに彼氏とも忙しさで会えず、エッチをする時間もなく日々ムラムラが溜まっていったとか。そこで思い切って仕事を辞め、元のお店へと復帰。お客さんとのプレイをするたびに、嘘のように体調が回復していったそうだ。店長によると、以前よりも遅刻が少なくなりエロくなったとお客さんの評判は上々。「風俗が天職だったみたい(笑)。毎日充実しています」と、彼女は日々テクニックを磨いている。
求人事情に悩む経営サイドはもちろんカムバック大歓迎!!
 出戻りする女の子の存在は、お店側にとっても無視できないどころか、貴重な戦力。某中洲トクヨクの店長いわく、「やっぱり女の子を集めるのは広告費もかかるし大変なこと。だから戻ってきてくれる女の子は大事なんですよね。経験があるから講習することもないし、その子の常連だった人もお店に呼び戻してくれるので、非常にありがたい。だからお店では女の子に働きやすい環境を用意しています」という。

 今アナタのお気に入りの女の子も、いつの日か風俗を辞めることだろう。しかし、また戻ってきてくれる日がくるかもしれない。そのためにもプレイ中は優しく、紳士的にエロく楽しみたいもんですな。



[月刊マンゾク九州2014年7月号掲載]
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