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歓楽街から自転車を徹底排除へ!
4月より中洲が放置禁止区域に指定
いよいよ中洲の放置自転車に行政のメスが! 4月1日より条例で中洲が自転車放置禁止区域に指定。これにより、九州一の歓楽街の景観が大きく変わりそうだが…。
道を塞ぐようにして止められている自転車の山。条例施行前は、中洲のいたるところがこのような状況になっていた。
放置自転車ゼロへ本気の取り組み! 5月には夜間の撤去も開始!!
 中洲へ遊びに行ったことがある人は、歩道をふさぐようにして止められている自転車の山を目にしたことがあるだろう。夜にもなると、その数は膨れ上がる。場所柄ちどり足の酔客も多いだけに、安全面などが問題視され続けていた。その状況がついに変わるかもしれない。

 というのも、福岡市は4月1日より九州最大の歓楽街である中洲地区を、新たに「自転車放置禁止区域」に指定したのだ! 指定された禁止区域は、左ページ下段の地図を見れば分かるとおり中洲全域に及び、以前からの禁止区域である天神地区や川端商店街周辺と合わせると、福岡市中心部のほとんどで自転車を放置することができなくなった。

 この条例により中洲にどのような影響が出るのだろうか。自転車は一番身近な乗り物として、普段から利用している人も多いだろう。特に天神や博多などの都心部では自動車の渋滞がひどいため、自転車のほうが快適で都合がいいって場面もよくある。これは歓楽街である中洲も同じこと。飲み屋が集まる中洲大通りや風俗街の南新地でも、あちらこちらに自転車が道を塞ぐようにして止められているのをよく目にしていた。お店に遊びに来た客が止めているのに加えて、深夜0時を回り交通機関がなくなる時間帯に仕事が終わる男性スタッフや在籍女性のなかにも、自転車で通勤している人が多いためだ。

 この自転車での通勤が増えてきた背景には何といっても不景気がある。市が調査したところによると、2013年度の中洲の放置自転車は1日平均約1千台と多かったが、バブル崩壊後に格段に増えてきたという。バブル以降の不景気で客の財布も硬くなり、キャバ嬢にタクシー代をあげたりするような羽振りの良い、豪快な遊び方が減少。さらには、女の子の送り迎えをするお店も減っており、結果自転車での通勤が激増中とのこと。放置自転車の6割が中洲で働く女性によるものというデータもあり、そこには稼ぎが減って交通費を節約していることも関係があるようだ。

駐輪場が足りなくなっちゃう…
聞こえてくる条例施行に困惑の声
 この条例を施行した主な目的は、溢れる放置自転車を徹底排除し歩行者の安全の確保、街の景観を守ることなど。そのため市は駐輪場を増設し、利用を呼びかけている。新たに増設された駐輪場は地図のとおりだがまだまだ問題も多く残る。中洲の某トクヨクで働く女の子も、「今までお店の近くに止めていたけど、これから止められなくなるんですよね。ルールだから仕方ないけど、店の近くの駐輪場とかすぐに埋まっちゃいそうで。そうなったら空いている所を探して回らなきゃいけないし、店から結構離れたところに止めることになったら遅刻しちゃいそう。いつもギリギリだから(笑)」と困惑気味。某ソープランドで働く男性スタッフも、「駐輪場の中には23時までしか利用できないとこもあるんですよね。止めても帰る時間は出せない(笑)。放置を禁止するのはいいけど、駐輪場の数をもっと増やして欲しいし、営業は24時間にしてほしい」と要望を訴えていた。

 施行開始日である4月1日に中洲を歩くと、「放置サイクルZERO宣言」と書かれた旗を設置したり、放置自転車に撤去の案内を貼ったりと職員によるPR活動が展開されており、入浴剤が同梱された案内のビラを配っている職員もいた。話を聞くと、4月10日から15日の間に一斉に撤去作業が行われるという。この号が発売されているころには、いつも道を塞ぐように止められていた自転車がスッキリとキレイに撤去されていることだろう。しばらくは撤去しても放置されるといったイタチごっこが続くかと思うが、5月からは夜間にも撤去作業を行うと発表されている。福岡の5月といえば「どんたく」。全国から200万人を集める一大イベントがある。〝放置自転車ゼロ〟は、県外から訪れる人々にも大きなインパクトを与えることになりそうだ。駐輪場の数など今後問題も出てくるかと思うが、中洲の街が綺麗な景観を保つのは素晴らしいこと。この条例をきっかけにみながルールを守り、より良い中洲へと生まれ変わってくれることを期待したい。
オレンジ色が今回の条例で新たに放置禁止となったエリア。また、那珂川沿いと冷泉公園そばに駐輪場が新設されている。
撤去されてしまった自転車は
榎田保管所に集められている
禁止された区域に自転車を止めてしまい撤去された場合は、博多区豊1丁目にある榎田保管所へ行きましょう。そこにアナタの自転車は保管されております。返還可能時間は月曜日から金曜日が15時から19時まで。土曜日は13時から17時まで。日曜祝日は返還業務を行っていないので注意!
 また、返還には保管料としての2千円、自転車のカギ、本人を確認できる身分証明書が必要です。返還されるので安心、といっても2千円あれば風俗店で女の子を指名できるし、オプションのバイブなんかも頼めちゃう。無駄なお金を払わないでいいようにしておきましょ。
[月刊マンゾク九州2014年6月号掲載]
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